よにんぐらしの家

家族4人の家づくりの記録

住宅ローンについて

我が家の家作り、工務店と契約したものの、諸事情によりすぐには着工できませんでした。その原因が住宅ローンと敷地の因縁でございます。資金関係のことについては書くべきか迷いましたが、ここに触れない事には中断の理由が分からなくなるため書いておこうと思います。長くなりますが、お付き合いくださいませ。

 

マイホームを考える時、必ず通るのが住宅ローンの道。

今までローンを組んで物を買ったことがなかったので、ローンについては全く知らない世界の話でした。まず仕組みとかがよく分からないし、どこの銀行でもやってるし、手数料や保証料?団信?というレベルでした。

ただ、これは今後の我が家の生活に直結してくる問題なので後回しにはできません。夜な夜なネットで調べまくりました(夫は私に輪をかけた面倒臭がり屋なのでノータッチ←おい!)。

 

さて、設計事務所に家作りを依頼する場合、結構なハードルがあります。

まず、銀行は建物に抵当権を設定して資金を貸してくれるので、建物がない場合は通常貸してはくれません。この事を知った時、こりゃー建売住宅が増えるわけだー、と思いました。

それでは注文住宅を建てる人はどうしているのか、はい「つなぎ融資」です。工務店へは通常、着工・上棟・竣工時の3回に分けて支払いをせねばならないので、途中でつなぎ融資の必要が出てきます。総工費の2/3が現金で支払える体力があればつなぎ融資は必要ありませんが、土地の購入などがある場合はなかなか難しいケースが多いと思います。つなぎ融資自体の金利は高く、日割り計算となるので工期が伸びればそれだけ支払いも増えます。つなぎ融資自体の取扱銀行も限られているため、金利を含めなかなか厳しい現実に直面するのです。

さらに工務店への支払いの他、当然設計事務所への設計監理費の支払いもあります。こちらは総工費の10%程度が必要となるので、またもや現金で支払える体力も必要となります。その他にもこの先諸費用という名の現金出費が待っています。漠然と家作りを考えていた頃は分かりませんでしたが、人生最大の買い物というのを実感しています。

こう書くと何だか暗い気持ちになってきますね・・・。

 

我が家の場合もつなぎ融資を使わざるを得ない状況だったので、使える銀行が限られてきます。ある程度絞り込んだところでKさんと雑談中「つなぎ融資ってもったいないですよね。工務店の支払いは3回に分ける以外に方法はないんですよね?」と軽い気持ちで聞いてみたところ、ある程度の頭金を最初に入れられるのなら残りは竣工時での支払いで良いとの事!I工務店さんありがとう!聞いてみるものだな~と思いました。

そんな訳でつなぎ融資が必要なくなったので、金利の安いネット銀行にてローン審査をお願いする事にしたのです。

 

 手数料を含めた総支払額などを比較検討した結果、住信SBI銀行に審査をお願いする事になりました。仮審査は10分もかからずに終わりましたが、本審査へ提出する書類を揃えるのがちょっと大変です。基本全て郵送とメールでのやり取りなので、銀行内で何がどこまで進んでいるのやら分かりません。

書類を提出してやれやれと思っているところへI工務店さんからの電話。「銀行の担当者さんとお話ししたいんですけど」とのこと。工務店さんにしてみれば最初にある程度の支払いをしてくれるとは言え、決済できるのは竣工時。それまでは全てI工務店さんが信用だけで仮払いしてくれるわけです。最後に住宅ローンが通らなかったという最悪の事態は避けたいでしょう。そんな訳でIさんとしては銀行の担当者とローンの信用情報について確認を取りたいというのは当たり前の事です。

ただ、ネット銀行というのは窓口も担当者も存在しません。全てローンの本審査が終わってからの事です。調べてみるとネット銀行というのは審査に時間がかかるらしく、1か月待ったなどという恐ろしい話もあったりします。申込用紙には全ての書類を提出してから10日程、と書かれています。その間、我が家の敷地は父の名義なので抵当権設定の承認書類や住民票をプラスで提出などのタイムロスもありました。ローン審査が終わったのは10日ほどしてから。メールで承認のお知らせが来るだけというシンプルなものでした。

 

契約はしたものの、待っている間は工事は進められず、進捗状況としては善意でやって頂いた水道工事のみというものでした。この水道工事がまた・・・曲者でした。 

 


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