解体工事
片づけという名の苦行を終え、ようやく解体工事にこぎつけた我が家。
2016年の夏のことでした。
まずは工事開始前に近所にあいさつ回りをしました。パソコンで挨拶状を作り、お菓子を添えて両隣とお向かい、計4軒です(敷地の裏手は道路を挟んで広大な駐車場です)。私にとっては子どものころから知っている方々ばかりなので緊張はしませんでしたが、やはりご迷惑を掛けるということで家族揃って紹介がてら回りました。
で、肝心の解体なんですが、一体いつから始まるのかさっぱり分からず。
契約書も送ってこないし、大丈夫?
そんな初夏の日、子どもたちを幼稚園に送った後に電話が鳴り「今現場なんですけどいつ来てくれるんですか?」と。何も聞かされていない上にポカーンとしてしまいましたが、「今日から工事開始なんですか?」と聞けば昨日も来てみたけど私が来ないから帰ったとのこと・・・。何も聞いてないです!と言えば「ああ、そうでしたか。」とのこと。謎対応でしたが、とりあえず工事スタート希望日を伝え、解体工事はスタートしたのでした。
その後、子どもたちの夏休みが始まりなかなか現場には行けなかったのですが、一度差し入れを持って見に行きました。
作業員さんたちはちょうど休憩中だったのですが、子どものころ過ごした家が半分無くなっている状態というのはちょっと寂しかったです。現場は危険で子どもたちは連れて入れませんでしたが、解体途中というのは子どもたちにとっては結構シュールな状態に映ったようでした。
そうそう、水道は止めたはずなのに何故か水栓が使えました。
解体時に散水しながら作業するので、業者からはあとで請求が来たらこちらに請求書を回してくださいとの事だったのです。結局来ないのでそのまま。設計事務所(まだ契約してない)に確認したら「水道局的に漏水扱いじゃないですか?よくあるんですよ。」とのこと。よく分からないまま進んだ工事でしたが、この水栓が1年後に問題発覚となるのです・・・。
夏とともに全てが終わり、支払いを済ませ、業者から送られてきた用紙を添付して滅失登記を行いました。これまた登記してない建物があったりと面倒ポイントがありましたが、自分でも出来るものでした。何も始まってませんが、これですっきり。